リル姉ちゃんの闘病記

リルちゃんを応援してくださる皆様と、りるちゃん&シズリーヌ姉妹の奮闘記

今日のりるちゃん(入院67日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。

「りるちゃん、こんばんは。調子はどう?」

「うん、、、まあまあ。

この前の台風の貸家の修理だけど・・・」

と貸家の修理の話をしました。

 


「体の方はどうなの?」と聞くと

「うん、まだ食事が出来ないし体力もないから・・」


「そうか、あのさ

私も最近疲れやすいから運動しなくちゃと思って

昨日、スクワット10回したら足がいたくなってね(笑

でも少しでも運動したほうがいいみたいだよ」


「うん、あたしの場合は歩くことかな」

「少しづつ体力をつけていかないとね」

「体力つくかな」

「つくよ。ゆっくりでいいから毎日少しづつやればいいみたいよ」

「そうだね。食べ物も気をつけないとね」


「そうだ、退院したらさ、食事はあれにしたらと思って、宅配サービス」


「でもあたし、舌の治療のせいで味覚が変わっちゃったの

普通の食事はまずくてどうしようもないの」


「でもじゃあどうするの?」


「胃から栄養とれるから」

「でもちゃんと食事しないとかむ力とかもつかないよ」

「うん、そうなんだけど。でも味覚がすごく変わったから

そういう体になっちゃったの」

うーん。

うーん。


まあ他にも色々話したんですが

ちょっと書けないのですみません。


だいぶ暗いというか、前と変わらずというか

ネガティブな話に向かってしまうので

私もどうしたらいいか

何を言っても通じない感じがしてしまいます。

はあ。。。どうしたもんでしょうか。

 

 

 

 

 

 

今日のリルちゃん(入院65日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。

「リルちゃん、こんばんは~」

「こんばんは。

今日こうちゃんから連絡来たよ。

シズリーヌちゃん、こうちゃんに電話してくれたんだってね、ありがとう」

 
こうちゃんというのは、地区部長さんの福留さんのことです。

皆様が3年前(でしたっけ?)に指宿市に集まってくれた時に

車を運転してくれた地区部長さん。


今回の大型台風10号による、家と貸家の被害状態を見ていただいたのです。

私も気になって台風前と台風後に電話したら

家も近いので、すぐ見回りに行ってきてくれました。

幸い、台風は思ったほど強くなかったらしく

貸家の1つの瓦が1・2枚、飛んだのと

古い戸袋が破損したくらいで済んだようです。


貸家も昔から入居している、なかば親せきのような方もいるので

その方にも電話して、状況を聞いてみましたが

同じ答えで被害が少なくて済みました。


住んでる方もすぐに修理しなくても特に不便はないとのことだったので

リルちゃんが退院してからでも大丈夫だということでした。

 

それでも心配だったので、

リルちゃんに


「私が電話で修理業者を頼むし、保険会社にも連絡するよ」

と言ったのですが


「いや、今回はそんなに被害がひどくないし急いで

修理しなきゃならないわけでもないから

あと少しで退院するし、それからでもいいから私がやるよ」とリルちゃん。

「そう。。。でも」とまた少し粘ってみましたがリルちゃん譲らず。


「じゃあ、リルちゃんが退院した時に

帰って一緒にやるよ」と言うと


「退院してすぐに帰るっていうのはやめて。

それはあたしが困るから!」

とリルちゃん。

本当にいやなんだな、と思いました。


「わかったよ、もう言わないよ。

リルちゃんがいいと思うときに呼んでくれたら」と言うしかありません。

「うん、その時は遠慮なくお願いするからね」


「具合の方はどう?」と聞くと

「うん、午前中は良かったんだけど、午後から気持ち悪くなった」


「そう・・・退院はどのくらいになるとか先生からは聞いてないの?」

「うん。まだ具合が悪いことがあるから様子を見てるんじゃない?

家に帰ってから具合が悪くなると困るし、その辺は先生たちも考えているよ」


「そうか、そうだよね。

じっくり体を治していってね」


今日は、シズリーヌ、うるさい

コジュウト

みたいだったかもしれません。反省・・・。

 

 

 

 

 

 

今日のリルちゃん(入院59日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。


「こんばんは~リルちゃん」

「こんばんはシズリーヌちゃん。

今ね、ガンの薬の3回目の山が来てる。

キツイよー」とリルちゃん、結構辛そうです。

口もうまく回ってない感じです。


「そうか~ぁ、、、大変だねぇ。。

薬が強いんだね、いつまでなの?」

 

「あと1週間くらいかな。そしたら抜けるから」

 

抜ける・・・って、たぶん薬の副作用が抜けるってことかな?


「そう。大変だねぇ・・

リルちゃん、偉いよ。頑張ってるもんねぇ」と言うと


「そうかなぁ。。。

でも自分が悪いんだよ、こんな病気になったのは

悪い生活をしてたから」とリルちゃん。


「でもこれからは気を付けて、ストレスをためないようにね、

うまく発散して、ね」

「うんそうだね。

ご飯もひとつも食べてない。早く抜けたいよ」


あと1週間くらいはこんな感じなのかもしれません。

最後の追い込み、みたいなものでしょうか。

 

きっとすごく大変なんだと思います。

声がしゃがれて疲れが出てます。

 

今日はあまりしゃべらせない方がいいかなと思いましたので

あと少し話して早めに電話を切りました。

 


リルちゃんの具合はまだもう少しかかりそうですが、

私もちょっと、夏の疲れが出てきた様なので、

数日、夏休みを戴こうと思います。


リルちゃんに電話はしますが、

ブログの更新はちょっとお休みして、

次は6日の日曜夜に出来れば、更新したいと思います。


皆様も、夏バテには十分ご注意くださいね。


ではまた、お会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日のリルちゃん(入院57日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。

「リルちゃん、こんばんは~」

「こんばんは。今ね、一番イタい」とリルちゃん。

「え?痛いの?どこが痛いの?」

「胃が痛い」と、声は苦しい感じではなく普通に話しているので

悲壮感はそれほど無いですが。

 

「薬が強くて、他の薬を飲めないんだよ」と言います。

「そうか、大変だね。。

他の薬っていつも飲んでる・・」リルちゃん、普段も薬はたくさん飲んでますから。

「ガンの薬じゃない薬とか・・・でもしょうがないよ」

 

「でも、今日で放射線治療も終わったんでしょ?

がんばったね、お疲れ様でしたねぇ

まあまだ大変かもしれないけど、もう少し、踏ん張るんだよっ」

「うん、頑張ってみてみる」とリルちゃん。


けれど、「あたし何で舌のガンになったのかな?」といつもの質問・・・というか疑問?

 

「家の空気が悪かったのかな?閉め切ってたから」と言うので

「う・・・ん、わからないけどでも、まあ換気は大事だからね。。。」とシズリーヌ。


「そうだよね。これからはもっと気をつけようと思ってる」

リルちゃん、なんだか前向きです。


小さい事ですが、家の空気を入れ替えようとか

これから気をつけようとか、前向きな発言がとてもイイ感じがします。


さらに

「シズリーヌちゃん、家にも来てね」

と言うではありませんか。


この前まで「来なくていい」と頑なだったのに

どうしたんでしょうか。

どなたかが助言してくれたのかもしれないですね。

「Jちゃんからいつも連絡来ている?」と聞いてしまいました。

「うん、来てるよ」

「そう、ありがたいねぇ」

「うん、でもシズリーヌちゃんもいつも電話ありがとうね」

「いやいや、あたしなんかいつもじゃないし、なかなか元気になれることを言えなくてごめんね」

と言うと

「そんなことないよ、ありがたいよ」と言ってくれます。

 

「でもリルちゃんも大変な治療を、よく頑張ってるよね、すごいよ」と言ったものの

とって付けたような褒め言葉になってしまいました。

 

もうちょっと、うまく言えるようになりたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

今日のリルちゃん(入院55日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。

「リルちゃん、こんばんは」

「こんばんは」

「今日はどう?」

「うん、薬で気分が悪い」

「そうか・・・吐き気とかがするの?」

「うん。薬が沢山あるから気持ち悪いよ。

薬がご飯みたい。胃も痛いし」

「あらら、そうかぁ、大変だねぇ・・」


「Jちゃんも毎日、電話くれるよ」

「そう、嬉しいね」

「そうね、いつも元気いいからこっちも元気になる」

「ありがたいねぇ、それにすごく参考になる点が多いよね」

「うん、そうだねぇ。

あたしの仕事のこともさ、

YouTubeで自分の今の生活を撮って人を集めることとか考えてる、とか言ってたよ」

「ああ、そうみたいだね・・・みんな考えてくれてるみたいだよ

ありがたいねぇ」

皆様、ありがとうございます。

リルちゃん、本当に元気をもらっている感じです。


「シズリーヌちゃん、今日は休みだったんでしょ?

出かけたの?」

「ちょっとその辺に行っただけ。買い物とか」


「ご飯は食べてきた?」とリルちゃん。

「お昼ご飯をね。夜は軽めにすまそうかな」


「軽めにね、うん、野菜炒めか知らないけど、まあおいしく食べてね」

「うん。。。何がいいと思う?」

「・・そうだね・・卵とじとか」とリルちゃんが言ってくれたのですが

「卵とじか。うん、簡単でいいよね・・」

 

「それとも親子丼とか」

「親子丼はめんどくさいから卵とじにしようかな」

あれ、褒めることを言えてないな・・・汗

えっと。。。と思っていると

 

「今日は私、胃が痛いから・・・ごめんね」

「あ、そうだね。ごめんね」ああ、今日はほめることができなかった。


リルちゃんが「じゃあ、おいしいご飯を作ってね。


最後はきれいな声で、、、おやすみ。」と

 

それまでちょっと疲れた感じだったのですが、

 

話の最後に、声を整えた感じで

 

そう言いました。

 


おやすみなさい、おやすみなさいよ、よい夢を。。。

 

 

 

 

今日のリルちゃん(入院53日目)

「こんばんは~リルちゃん」

「こんばんは。いまね、看護師さんが来てるから

また後でかけてくれる?」とリルちゃん。

「わかった。また後でね」


10分後、リルちゃんから折電きましたよ。

「シズリーヌちゃん、ごめんね」

「ううん、大丈夫?

経過はどうなの?」

「うん、ちょっと肺にね・・・

肺炎というか、、、

誤えん性の肺炎になりそうだったから・・」


誤えん性の肺炎・・・

「ものがうまく飲み込めないの?」

「うん、そうなの」

リルちゃんの場合、以前から食べ物がうまく飲み込めなくて

吐いてしまうことが時々ありました。


また誤えん性肺炎で、母が亡くなったので
ネットで調べたことがありました。

なのでどういう状態なのか
知識はありますし

私自身も最近は、のどの衰えで
ものがうまく飲み込めなかったりつかえたりすることがあるので
何となくわかります。

 

「だから肺の方も一緒に治していこうと思ってるから」

その治療のために、さっきは看護師さんがいたんですね。


「そっか、大変だね・・・

でも放射線治療は来週の月曜日までだったよね?」

「うん、それから1・2週間で退院だから、

後は自分で頑張らないとね」


「私も帰って手伝うからさ。

最初は大変でしょ?」と私が言うと

「うん、ありがとう。でも大丈夫だから」と反対されます。

 

「遠慮しないでね。ちゃんと手伝うからさ」と言っても


「遠慮してるわけじゃなくて、

あたしにはあたしの考えがあるの。

最初は自分のやり方でやりたいからさ、

今来られても自分のやり方ができないもん。

必要な時はちゃんと呼ぶから」と言ってききません。

「そう、、、でも本当に必要な時は言ってね」とだけ話しました。


その後、リルちゃんが

「シズリーヌちゃん、今日はご飯、何作るの?」
と聞いてきます。

いつも今夜のご飯は何を作るのかと聞かれるのですが

あまり詳細を言うのも気が引けたので

だいたい『野菜いため』とか『煮物』とかそういう簡素な返事をしてました

なのでまた、

「うーん、やさい・・」と言おうとすると、


「やきそばにしなよ」

と、リルちゃんが言いました。


この前も「また野菜炒め?」と言われたので

それしか作れないのかと、かわいそうにと思ったのかもしれません。


リルちゃん、割と自分は料理が上手だと、自負しているところがあるのです。

若い頃に、母に料理上手だと褒められたことがあって

自分は上手なんだと思っているみたいでした。

(一人ぐらししてからは全く自炊してなかったので、おそらくいまは何も作れないと思いますが)

それか、食通である、と思ってるのかも。


これはJちゃんからお勧めのあった、

繰り返し褒めるチャンス!! と思いまして

さっそく。


「リルちゃん、そんなにすぐに料理の名称が出来てくるなんて、

さすがだね」と言ってみました。

 

すると「まあ、あたしにはこれしか出来ないからさ」

うふ。嬉しそう。


褒めるのがいいというのはわかってはいたのですが、

日常の話に始終していると

いつの間にか忘れている気がします。

またちょくちょく褒めるところを探して言ってみたいと思います。

Jちゃん、ありがとうございます!

またKさんにも仕事のご提案をしていただいて

本当にありがとうございます。

仕事の件についてはまた追い追いご相談させてください。


M様もいつもありがとうございます。


皆様、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

今日のリルちゃん(入院51日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。。。

 

いえ、実際はシズリーヌ、今日は残業だったので
20時頃に電話しました~

事前にショートメールで遅くなることを連絡しました。


「リルちゃん、遅くなってごめんね~」

「ううん、いいよ。

忙しい時にごめんね。

仕事とかで電話できない時は明日にしていいからね」

「うん、わかったよ~」


リルちゃん、声はかすれていますが、先日ほど暗い感じじゃないです。


「どう?元気?」

 

「元気じゃない」とリルちゃん。。。

「元気じゃないのか・・・」

「うん、やっぱり将来を考えるとね」

「仕事のこと?」


「うん、、体力もないし、頭悪いしさ」またまたネガティブモードです。


「リルちゃん、頭 悪くないよ」と言うのですが

「うん、まあ要領が悪い人っているじゃない、あたしみたいに」と言うので


「思うんだけど、頭が悪い人間なんていないと思うよ

どう使うかという違いだけだと思うよ」

「うん」と言っても、たぶんそう思ってないんだろうな、という感じです。


私が「仕事もさ、私も ちょくちょく探しているんだけど、

こういうのがあったよ、

市内の病院で簡単な盛り付けだって。午前中いっぱいの仕事」

と、ネットでハローワークで検索した市内の仕事を紹介してあげます。


「うん、そうだね、そういう仕事があればいいと思ってる。

でもあたし、しゃべれないからな。。。

皆が忙しくしてるのに、あたしだけ何もしないで辛いよ」とリルちゃん。


そうなんですよね。

結局、社会活動というか、 社会的に参加している感 がないと

自分は役に立たない人間だ、という気持ちがしてしまう。

それは良くわかります。

 

だから、何度転職しようが、

何でもいいから社会的に参加しているといいんですけどね・・

とは言ってもいまはどうしようもないので

「でも今は治療に専念するのが、リルちゃんの仕事だからね」と言うしかないです。

 


リルちゃん曰く 「うん、もう祈るしかないと思ってる。何があるかわからないものね。

いまは私の宿命転換の時だと思って頑張ってみるよ」とちょっと苦しげだけど

少し前向きな発言が・・・


これも皆様の励ましの言葉がしみ込んできている気がします。

本当にありがとうございます。


でも ”忙しい所に 私なんかに連絡してくれて悪いな”

という気持ちも持っていると思うのです。

なのでお互いに余裕を持った感じで

接していってもいいのかなとも思います。

そんなつもりではないんですが

結果的に、なんかお願いばっかりしてるようで、非常に心苦しいですが。


でもでも、皆様の連絡はすごい励みになっているのを実感します。

 

またいつもこればっかりで恐縮ですが


どうぞどうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。