今日のリルちゃん(入院73日目)
午後7時、リルちゃんに電話の時間です。
「リルちゃん、こんばんは」
「シズリーヌちゃん、ごんばんは。
23日に退院することになったよ」
「あら、そう!
23日か、来週だね、良かったね!」
「うん。退院したらどうしよう」
「まぁ、しばらくはゆっくりしたらいいじゃない」
「やることなくて暗くなっちゃいそう・・・」
「・・・」言葉が出てこないでいると、
りるちゃんが
「シズリーヌちゃん、困っちゃった。
何ていっていいかわからなくなって困ってるね」
て言います。
別にからかっていってるわけでは無いようですが
本人も何て言っていいのか、わからないのかもしれません。
「Jちゃんから電話があってさ、
すごく元気だよ。テニスやってるんだって。
すごいねぇ」と言います。
やっぱり友人の話はいい刺激になっているんだと思います。
「あたしも早くここから抜け出したい。
ここって病院のことじゃないよ。この状況のこと。
早く元気になって仕事したい」とリルちゃん。
「そうだね、ご飯も口から食べるようにして体力つけないとね。
リルちゃんが元気になってくれるのが一番うれしいよ」と言うと
「いつもそういうね。」
「だってほんとだもん。でもリルちゃん頑張ってるからすごいよ」と言うと
「シズリーヌちゃんだってすごいよ。毎日フライ買ってきて食べてるんだから」
(フライというのは、今日の晩御飯の献立を聞かれてフライを買ってきたとその前に言ったわけです)
なんだか私の言ってることを、繰り返してるみたい。
とって付けたようなほめ方になってしまった気もするので、そのせいかしら?
ああ、難しい。
退院したら、大丈夫かしら、という不安はもちろん私にもあります。
ああもうほんとに、難しい。