リル姉ちゃんの闘病記

リルちゃんを応援してくださる皆様と、りるちゃん&シズリーヌ姉妹の奮闘記

今日のリルちゃん(退院日)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。

 

 

リルちゃんに電話しました。

 

とても疲れているようです。

 

私もちょっと疲れました。

 

これからまた大変かもしれません。

 

明日も電話しますが

 

ブログはしばらくお休みします。

 

一応、退院したことですし

もちろん、全部を書いているわけではないですが

何となく様子もわかっていただけたのではないかと。

 

ということで、皆様ありがとうございました。

 

 

今日のリルちゃん(入院79日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。


「こんばんは、リルちゃん」

「こんばんは」

「今大丈夫?」

「うん、テレビ見てたけど」

「あ、かけなおそうか?」

「いや、いいよ」

「明日、退院だね」

「う・・・ん」なんだかリルちゃん元気がありません。

「ちょっと寂しいのかな?」

なんて言わなきゃよかった、けど後の祭り。


「うん、寂しい。

今は人が周りにいるからよかったけど

家に帰ったら一人になるから暗くなっちゃう」

「・・・」

「あたし生きていけるかな?」

「もちろんだよ!」

「死なないよね?

リルちゃん、悲しい。

えーん、えーん

お金が無くなったら死んでしまう」

「そんなことないよ!お金はあるしあたしが出すよ!

大丈夫だから心配しないで!」

「そうだね、しょうがないもんね。

でもそんなことばっかり考えちゃう」

「・・・・」

もう悲しいやら悔しいやら、もどかしいのと

自分の力不足と、どうしたらいいのかとか

むなしさでいっぱいになって

何も言うことができません。

今までも同じように暗い話はたくさんあって

このブログには書いてませんでしたし

普通、そんな暗いことは誰も口にしませんよね。。

ちょっと今日は私もダメージがきついので

いい話を書けなくてすみません。

今後は書けない時は書かないようにしようかな。

 

 

 

 

今日のリルちゃん(入院77日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。

「リルちゃん、こんばんは」

「こんばんは」

「今日はどう?」


「うん、テレビが面白いの。

続きが見たくて、退院したくないくらい」

「ああ、BSのドラマかぁ」

ホジュンって、知らないんだっけ?」

「うん、観たことないよ」

「医者の話なんだけど、いまちょうどいいところなんだよね」

「そう」

 

「シズリーヌちゃんは今日はどうしてたの?お休み?」

「仕事は休みだよ。もう一日ゴロゴロしてたよ」


「たまにはゴロゴロしてなさいよ。

あたしはいつもゴロゴロしてるけど」とリルちゃん。


「あはは」笑ってしまいました。


「明日も休み?どこ行くの?」

「明日は美容院に行くつもり」

「ああ、そうなの。髪も染めるの?」

「うん、リルちゃんは髪は?退院したら行くの?」

「あたしは髪が抜けちゃったから・・・全部じゃないけど

下の方がごそっと抜けた。まあ見た目はそんなにわからないし

楽でいいけど。落ち着いたら美容院にも行くよ」


「そうか。あと何日だっけ」

「しあさってだよ。退院」

「そうか、水曜日だもんね、何時?」

「10時」

「そうだ、Jちゃんから連絡が来てね、

リルちゃんバナナが好きだっていうから

ミキサー使うといいよって教えてくれたよ」


「ああ、うん。でもミキサーとかは使わないからさ。

栄養剤もドリンクでもらうから」


「私が送ってあげるよ」

「いいよ。もらっても使わないしどっかにしまいこんじゃうだけだから」

ふむ。

Jちゃん、せっかくのアイデアだったんですが

却下されてしまいました。

ごめんね。でもありがとう。

 


「でもバナナとか口から柔らかいものを食べるいいと思うよ」

「そうだね。口からも食べた方がいいんだよね。

それはわかってるんだけどね、

でも舌のガンを刺激するのも良くないんだよね」


うん、なかなかです。

 

 

 

 

 

 

今日のリルちゃん(入院75日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。

「こんばんは。リルちゃん」

「こんばんは。いまイロウしてるの」

「あ、大丈夫?」

「うん、大丈夫だよ」

「自分でイロウできるようになったんだ?」

「まあ大体ね」

「そう、大変だねぇ・・。

イロウはいつまでやるとか、先生には聞いてるの?」


「う、、ん。1か月くらいじゃないかな」


・・・先生に聞いた話ではなさそう。。。


「口でも食べれるようにしていかないとね・・

退院する日は、また福留さんに来てもらうんでしょ?」

「うん、来てくれるって」

「良かった。福留さんにもお菓子を送っておいたからね」

「うん、ありがとう」

「買い物なんかはどうするの?自分でできるの?」

「出来るよ、大丈夫」


「まあそのくらいは動かないと体力もつかないかもねぇ・・。

でももし大変だったら私も手伝いに行くから呼んでね」と言うと

「うん、その時は呼ぶから」とリルちゃん。


「皆さんにも退院の日が決まったことを伝えたからね」


もちろん、Jちゃんにはリルちゃんから伝えてくれたようですが。


「ありがとう。Kさんからもラインが来たよ」

「そうか、皆さん、お忙しいのにありがたいね」

本当に皆様、ありがとうございます。


「なんで病気になったのかなぁ、、て言ってもしょうがないけど」とまたリルちゃん、口癖が。

「うん。。。そうだね。

色々あるかもしれないけど、

でも確かめヨウが、ないからねぇ・・

それより考えるのはやめて、前を向いていこうよ」


「うん、頑張ってみてみる。。

 

でもこの体力で、しゃべれないし頭悪いし、

あたしにできる仕事が見つかるかな」

「大丈夫だよ、きっとあるよ。

それに声も前よりだいぶ良くなった感じがするよ」

言った通り、治療中はしゃべりづらそうでした。


「そう?福留さんにも言われた。声が前より良くなったって」とリルちゃん。

「うんうん、前は本当に辛そうだったけど、だいぶ呂律もまわるようになったっていうか

うまくしゃべれるようになったと思うし、もっと元気になるよ」


「そうかな。そうだといいけどね」


まだまだ退院後の心配が沢山あるみたいですが

ひとつひとつ、解決していければ、いいですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日のリルちゃん(入院73日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。

「リルちゃん、こんばんは」

「シズリーヌちゃん、ごんばんは。

23日に退院することになったよ」

「あら、そう!

23日か、来週だね、良かったね!」

 

「うん。退院したらどうしよう」

「まぁ、しばらくはゆっくりしたらいいじゃない」

「やることなくて暗くなっちゃいそう・・・」

 

「・・・」言葉が出てこないでいると、

りるちゃんが

「シズリーヌちゃん、困っちゃった。

何ていっていいかわからなくなって困ってるね」

て言います。

別にからかっていってるわけでは無いようですが

本人も何て言っていいのか、わからないのかもしれません。

 

「Jちゃんから電話があってさ、

すごく元気だよ。テニスやってるんだって。

すごいねぇ」と言います。

やっぱり友人の話はいい刺激になっているんだと思います。

「あたしも早くここから抜け出したい。

ここって病院のことじゃないよ。この状況のこと。

早く元気になって仕事したい」とリルちゃん。

 

「そうだね、ご飯も口から食べるようにして体力つけないとね。

リルちゃんが元気になってくれるのが一番うれしいよ」と言うと

「いつもそういうね。」

「だってほんとだもん。でもリルちゃん頑張ってるからすごいよ」と言うと

「シズリーヌちゃんだってすごいよ。毎日フライ買ってきて食べてるんだから」

(フライというのは、今日の晩御飯の献立を聞かれてフライを買ってきたとその前に言ったわけです)

 

なんだか私の言ってることを、繰り返してるみたい。

とって付けたようなほめ方になってしまった気もするので、そのせいかしら?

ああ、難しい。

 

退院したら、大丈夫かしら、という不安はもちろん私にもあります。

ああもうほんとに、難しい。

 

 

 

今日のリルちゃん(入院71日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。

「リルちゃん、こんばんは」

「こんばんは」

「調子はどう?」

「う・・・ん、まだイロウがうまくできない。

昼はテレビ見てる。

連続ドラマと、〇〇(韓国のドラマ)、あとは退屈してる」

「そう、韓国のドラマ好きだね」

「うん、面白いよ。医者のドラマなの。

前に家でもみたのをやってるの。

シズリーヌちゃんはどう?」

 

「うん、いつも通りだよ。ちょっと忙しいけどね」

「今日は仕事か、月曜日だね」

「うん、月曜は疲れるよ」

「そうだよね。

あたしはテレビ見て寝てるだけだけど」

「そんな。

病気なんだもん。大変だよ。

あたしも気持ちが悪い時とか、苦しいなーと思うもん。

頑張ってるよぉ」

 

「んー。今はそんなに苦しくはないけど精神的につらいよね」

「そうか・・」

「シズリーヌちゃんが落ち込むからあまり言いたくないんだけど

出来る仕事があるかな、とかしゃべれるかな、とか心配しちゃう」

「あたしのことはいいよ。、

まあ心配するのはしょうがないと思うけど

暗いことを考えた後に『今の取り消し、取り消し』って言えばいいよ

その後に、また仕事をして健康っていいなーと思ってる自分を思い浮かべるといいんだよ。


自分に催眠術をかけるの。

そりゃ、今の自分はそうじゃないと思っちゃうかもしれないけど

そのままだったら同じじゃない?

何度でもいいから、いい状態の自分を思い浮かべてみて。

ダメな自分を思っても、取り消し!て言っていい方を思うの」


「うん、やってみる。難しいけどね・・」とリルちゃん。

そして

 

「昨日、Jちゃんから電話があったよ。

彼女もこの数か月くらい、大変だったみたいだね。仕事。」

「そうだね、コロナで色々大変だったようだね」

「Jちゃんも落ち込むことがあるんだね。

今までそんな風に見えたことがなかったけどね」

「そりゃあ、誰だって苦しい時はあるからねぇ。

でも大変そうに見えないから偉いよねぇ」


Jちゃん、お忙しい中、いつもありがとうございます。

やっぱりリルちゃん、皆様から連絡があると元気がいい気がします。


とはいえ、他の皆様も、とてもお忙しいと伺っています。

皆様の、お気遣いに感謝しつつ、

そうぞご自身もお体に気をつけて、お過ごしくださいませ。

 

 

今日のりるちゃん(入院69日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。

「こんばんは、りるちゃん」

「こんばんは」

「いま大丈夫?」

「うん、今ちょうど治療してたの。もう終ったから大丈夫」

「なんの治療?」

「イロウから栄養と薬を入れる」とリルちゃん。

「家に帰ってからも出来るようにしないといけないから。

結構大変なんだよ」

「そうか・・」

 

「この前は怒らせちゃってごめんね」とリルちゃんが言います。

「いや、こちらこそ」

 

この前は、リルちゃんがネガティブだったので

私もちょっと熱くなってしまって

怒ったつもりはなかったんですが

そう見えたかもしれないです。


「シズリーヌちゃん、今日はご飯何作るの?また煮っころがし?」

「いや、今日は別のもの作るよ」


「パスタ作ることある?」

「うん、たまに作るよ」

「おいしいよね、パスタ」

「・・・リルちゃん、口からの食事は、少しはしてるの?」


「少しね。でも味覚が変わっちゃったから。

今までおいしいと思ってたのがまずくなったの。

水が普通の味じゃなくなった」


「どんな味?」と聞いてみると

「うーーん、変な味」

「嫌な味なの?」

「うん、そうだね」


「でも医者とかはなんて言ってるの?

食べる練習もしないといけないとか言われないの?」

「言われてる。だから慣らしていかないとね・・・」


「いつごろ退院できそうなの?」


「イロウのやり方を自分でできるようになるまで。

これが結構むずかしいの」

「そう・・・大変だね」

「うん、でもやらないとね」

「そうだね、がんばってね、応援してるから」

「ありがとう」


話ていて、何かほめたり楽しいことを言えないかと

思って、ちょっと何気ないことを言って少し笑ってみたのですが

うまく言えません。

「ごめんね、いい話ができなくて」と言うと


「いや、シズリーヌちゃん、いつも電話ありがとう。

シズリーヌちゃんの笑い声は、好きだよ」とリルちゃん。


それを聞いたとたんに、わぁ~と花が咲いたように

嬉しさがこみ上げてきました。


リルちゃんに喜んでもらえるって、すごく嬉しい。

びっくりするくらい喜びが沸き上がる。


何かリルちゃんのその一言に、私の方が元気付けられた今日の電話でした。