リル姉ちゃんの闘病記

リルちゃんを応援してくださる皆様と、りるちゃん&シズリーヌ姉妹の奮闘記

今日のりるちゃん(入院69日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。

「こんばんは、りるちゃん」

「こんばんは」

「いま大丈夫?」

「うん、今ちょうど治療してたの。もう終ったから大丈夫」

「なんの治療?」

「イロウから栄養と薬を入れる」とリルちゃん。

「家に帰ってからも出来るようにしないといけないから。

結構大変なんだよ」

「そうか・・」

 

「この前は怒らせちゃってごめんね」とリルちゃんが言います。

「いや、こちらこそ」

 

この前は、リルちゃんがネガティブだったので

私もちょっと熱くなってしまって

怒ったつもりはなかったんですが

そう見えたかもしれないです。


「シズリーヌちゃん、今日はご飯何作るの?また煮っころがし?」

「いや、今日は別のもの作るよ」


「パスタ作ることある?」

「うん、たまに作るよ」

「おいしいよね、パスタ」

「・・・リルちゃん、口からの食事は、少しはしてるの?」


「少しね。でも味覚が変わっちゃったから。

今までおいしいと思ってたのがまずくなったの。

水が普通の味じゃなくなった」


「どんな味?」と聞いてみると

「うーーん、変な味」

「嫌な味なの?」

「うん、そうだね」


「でも医者とかはなんて言ってるの?

食べる練習もしないといけないとか言われないの?」

「言われてる。だから慣らしていかないとね・・・」


「いつごろ退院できそうなの?」


「イロウのやり方を自分でできるようになるまで。

これが結構むずかしいの」

「そう・・・大変だね」

「うん、でもやらないとね」

「そうだね、がんばってね、応援してるから」

「ありがとう」


話ていて、何かほめたり楽しいことを言えないかと

思って、ちょっと何気ないことを言って少し笑ってみたのですが

うまく言えません。

「ごめんね、いい話ができなくて」と言うと


「いや、シズリーヌちゃん、いつも電話ありがとう。

シズリーヌちゃんの笑い声は、好きだよ」とリルちゃん。


それを聞いたとたんに、わぁ~と花が咲いたように

嬉しさがこみ上げてきました。


リルちゃんに喜んでもらえるって、すごく嬉しい。

びっくりするくらい喜びが沸き上がる。


何かリルちゃんのその一言に、私の方が元気付けられた今日の電話でした。