リル姉ちゃんの闘病記

リルちゃんを応援してくださる皆様と、りるちゃん&シズリーヌ姉妹の奮闘記

今日のリルちゃん(入院35日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。


「リルちゃん、こんばんは~
今日はどう?」


「うん、化学治療の影響で気持ちが悪い」

「そうか・・・大変だねぇ。。。

でも今日は治療はなかったんでしょう?」

「そうだけど、3日間、集中して治療したから

その名残りがあるの」

「そうかぁ・・・かわいそうに」


「そういえば、前の勤務先から連絡があったって言ったけ?」

とリルちゃん。

「いや、聞いてないよ」初耳です。

 

リルちゃんは入院する前は、週に2日ほどアルバイトに行っていました。

そこには3か月間、入院するから辞める、ということを伝えていたはず。


「連絡があったの。いつから来られますかって」

「え。だって3カ月入院するから辞めるっていったんじゃないの?」

「うん、あたしはそのつもりだったんだけど」

あらあら。

 

「うまく伝わってなかったんだね・・」

「そうみたい」

「で、なんて答えたの?」

「9月くらいまで入院してますって言った」


「辞めたいんだったら、ちゃんと辞めるって言った方がいいと思うよ

向こうも手続きとかあるだろうし」

 

とは言ったものの、リルちゃんにしたら

まだ求めてくれる職場があるということは

プラスになる話で、ある意味、希望になる事だと思い、言いなおしました。


「まあ でも、気にして連絡してくれてるってことは

悪い気は しないわよね」

 

「うん、そうだね」

「仕事はさ、そう早まって決めなくてもいいよ

退院しても、すぐには仕事しなくてもさ」と言うと


「うん、あたしもそう思う。

 

でもあたしの声さぁ、ちゃんと出るようになるかなぁ?」


「なるよ!

そのために今治療しているんだから。

絶対良くなるから、いまは『健康』に向かって行ってるんだからね

先生だとか、医療の力を信じましょう」

「わかった、信じよう・・・」

「前を向いてね、健康な自分を思い描いてね」

「うんうん、シズリーヌちゃん今日のご飯、何を作るの?」

リルちゃん、話をはぐらかします。

照れるのかな?

それとも信じてないのかしら。

 

「今日はチキンソテー」

ご飯を食べれない人に食事のことを話すのはなかなか

気が重いですが、返事をしないわけにもいかないですしね。


「そう、ごちそうだね。

あたしは治療のせいで何も食べたくない」

リルちゃん結構きつそうです。

 

「病気になんてなるもんじゃないね。

リルちゃん反省してる。。」

「そうか、、大変だね。でも終ったらまたおいしく食べられるからさ」

「そうだね・・。

チキンソテー、上手に作るんだよ」

「あはは。わかりましたよ~」

 

早く、治療も終わって

元気になって欲しいです。