リル姉ちゃんの闘病記

リルちゃんを応援してくださる皆様と、りるちゃん&シズリーヌ姉妹の奮闘記

今日のリルちゃん(入院33日目)

午後7時、リルちゃんに電話の時間です。


「リルちゃん、こんばんは~
シズリーヌです~」

「わかってます~ こんばんは」リルちゃんてば。


「今日はどう?」

「うん、化学治療が3日間あったの。

気持ちが悪い」

「そうか、大変だねぇ・・・」

 

「でもしょうがないよ。来週からはまた放射線治療だよ」

「今はそうだねぇ・・・

ご飯は食べられたの?」

「食べられなかった」

「そうか~。かわいそうに・・・」

「まぁ、しょうがないから・・」と言いつつ、


「どうして食道ガンから舌ガンに転移したのかな?しかも5年も経ってから」

とまたリルちゃん、ネガティブ発言。

「・・うーん、わからないよ」

「そうだよね。シズリーヌちゃん医者じゃないもんね」

 

「リルちゃん、過ぎたことはしかたがないじゃない。

これからは良くなるんだから。

 

そのために今治療してるんだからさ

いまは健康に向かっているんだよ

明るい方を見ようよ」


「そうね、でも将来も不安で・・・

あ、また言っちゃった

言っちゃいけないよね」

 

「うーん、、、”ない”というのはやめようよ。

”ある”ということにフォーカスしようよ

ない、とか いけない とかじゃなくて

あるものに注目してそれに感謝するのよ。


”ない”ことに注目しても、”ない”んだから、もうどうしようもないでしょ?」


「うん、そうだよねぇ。しょうがないよね」といつも素直な返事のリルちゃん。


「空気が”ある”、水が”ある”、ベッドが”ある”

あって当たり前と思うかもしれないけど


でも、小さい所から始めようよ、

大きい目標も小さい一歩からだよ!


千里の道も一歩から・・!」


「シズリーヌちゃん、いいこと言うね」

「あらまあ、ありがとう」まあお世辞だと思いますが。


「シズリーヌちゃんは本を沢山読むからね・・」

「リルちゃんも読めばいいじゃないぃ」と言ってみますが

いやいや、私は本は・・・と口を濁します。


やっぱりなあ

苦手意識があるのかな。

聖教新聞はよく読むのにねえ・・

 

私にできるのは自分が読んできたり経験したことを

かみ砕いて自分の言葉にしてリルちゃんに伝えることだけだなぁ
としみじみ思います。

強制はできないんですよね。。。


今まであまり書いていませんでしたが

リルちゃんは私の生活のことも聞いてきます。

仕事は大丈夫か、コロナは大丈夫か。

休みの日はどこへ行ったのかとかご飯は何を作るのかとか。

 

リルちゃんなりに、お姉さんの役をやっている風にも思えます。

それに電話の最後はいつも

「シズリーヌちゃん、いつも電話ありがとう」と言ってくれます。


私もリルちゃんと、

皆様にも、ありがとうを改めて伝えたいと思います。

 

リルちゃんに連絡してくださって、本当に感謝しています。

リルちゃんは誰それから連絡があったと、必ず(たぶん)私に言ってくれます。

嬉しい報告ができるのが嬉しいんだと思うんです。

本当に助かっています。

 

どういう内容の連絡があったかまでは、

リルちゃんの言葉でしかわかりませんが、

リルちゃんも全部は伝えきれないだろうし

すぐに言われたことを自分のものにできないかもしれませんが

 

皆様の力が積み重なって、いつかリルちゃんにいい作用をもたらすと

信じていますので、私もここで記録のために

リルちゃんから聞いたことを書いてますが

おそらく、皆さまはリルちゃんを元気づけようとして
くださっているんだ、というのは

もう、ものすごく感じてます。


皆様お忙しいだろうし、身内でもない

見捨てても誰も何も言わないですよ、というほどの他人に

こんなに親身になってくださっているのは

姉妹ともどもしみじみありがたく受けとめています。


なんかとりとめもなくなりそうなのでこの辺にしておきますが

今後ともどうぞどうぞ、よろしくお願いしますm(__)m