リル姉ちゃんの闘病記

リルちゃんを応援してくださる皆様と、りるちゃん&シズリーヌ姉妹の奮闘記

今日のリルちゃん(入院29日目)

午後7時。リルちゃんに電話の時間です。


今日のリルちゃん、声がとぎれとぎれで聞き取りにくい。

「なんか、電波が弱いみたいだね」と言うと

「部屋を・・変わったの」

「へえ、なんで?」

「いびきが うるさくて」

「あら、そう」

「同室の人の いびきがうるさかったから
部屋を 変えてもらったんだ」とぎれとぎれで聞き取るのが大変。

「そうか。それで電波が弱いのかな、
位置が変わると電波が弱くなることがあるから・・」

「そうかもね。シズリーヌちゃんの声は 良く聞こえるけど。
あたしがうまく しゃべれないのも あるかも」

「そう・・しゃべりにくいなら無理に話さなくていいよ~」

なんだか別の世界から届く声みたい。


「今日は Kさんから 連絡があったよ」とリルちゃんの嬉しいご報告。

「先のことや 仕事のことを考えてしまうかも しれないけど

今は 出来ること(治療)に しっかり専念して くださいねって」

(たぶんそういう内容だったと思いますがとぎれとぎれでうまく聞き取れず
違ったらすみませんm(_ _)m)

「そうか、嬉しいね、今は治療に集中しよう!」と

シズリーヌも力をもらった気持ちで言えるのでした!


「それから ヨシエちゃんからも 連絡があったよ

具合はどうですか、って」

「あら、そぉぉ」

ヨシエちゃんは入院したすぐの頃に一度連絡があったようです。

その時ヨシエちゃんはリルちゃんの今回の病気のことも知らなかったようですが
気にかけてくださるようで、嬉しいですね。


でもやっぱり将来の心配がぬぐえないようで

「いつも 将来のことが 頭に あるんだよね・・」と。

「うん、心配はわかるけど、いま考えてもしょうがないからね
私も一生懸命探すし、きっと合う仕事が見つかるよ
いまは治療に専念しよう、応援してるよ!」
といつものセリフを繰り返すシズリーヌ。

「東京だったら仕事の種類が沢山あるからね」とリルちゃんは言います。

確かに、田舎の端っこの市内じゃあ、
健常者でもなかなか自分に合った仕事を見つけるのは難しいと思いますが

だからと言って都会だったら見つかるのかと言えばですね。。。

と思うものの、そこまでは言えません。

「一応、関東に来ることも考えてみたら」と言ってみるシズリーヌ。

「うん、でもお金がかかるからね」

「そうだね、その辺はまた治療が終わったら
一緒に考えようね」

ということで納得してもらう。


リルちゃんの心配に、こっちも負けて、巻き込まれてはならないと思う。

それこそ、心配を希望に変えなくては。

色んな時に色んなことろで聴いてきた

使いまわされたこの陳腐な言葉が

私の頼みの綱っすよ!

ホープ