今日のリルちゃん（入院24日目）

午後７時。リルちゃんに電話の時間です。

「リルちゃん、こんばんは～」

「もしも・・し・・・シズリーヌちゃん・・」ちょっとくぐもった声。

「リルちゃん、どう？」

「うん、、」

疲れているのか、声に元気がないです。

でもちょっと挨拶した後、

「今日はＭ様から連絡があったよ」と嬉しい報告が。

「Ｍ様、これから忙しくなるんだって」

「そうか、夏休みに入るからね、お仕事も大変でしょうね」

「うん。 行きたいね、Ｍ様のとこ」

「そうだね、行こうね！」

「うん、それからシズリーヌも成長したね、って」

「照れますね、年取ったってことかな、ははは」

Ｍ様ありがとうございます😌

「そうかもね、 年取るってやだね、年取ると考えすぎるよね・・・」

今日はちょっとネガティブモードがオンになっているみたい。

いつもより不安・心配という話がつづいて出てきます。

「自分には能力がない、仕事もできない、 足も悪い（先日普通に歩けると言っていたのに）し、

（今の病気で）うまくしゃべれなくなってしまったし それに・・・」

病気の心配と将来の心配、お金の心配。

自分には価値がない、何もできないという思い。

自己否定・自尊心の欠如具合がバロメーターのような気がします。

結局のところ、自分否定が大きくなると身体的にも精神的にも 病につながっていくのではないかと。

すみません、暗い話で申し訳ないですが

世の中、陰と陽で、できてますでしょ？

光と影、北と南、めしべとおしべ

光だけの世界はあり得ない。

光があるから影がある。

辛い思いをすると幸せのありがたみを感じる、というのでしょうかね。。。

リルちゃんも、この困難に打ち勝って 強くなってもらいたい。

電話でそれを伝えようとするのですが なかなか、、難しいです。

「誰だって、それぞれの苦しみはあるんだよ、わかるよね？

それを乗り越えて成長するんじゃないのかな？

ガンもステージ４から回復復帰した人はたくさんいるし

医療の力を信じようよ（ｋさんのお言葉です❤）。

仕事も、リルちゃん最近は自分に合った仕事をしてなかったから大変だったと思うけど

治療が治ったらじっくり合う仕事を探せばいいじゃない

それに仕事がすべてじゃないんだから、

お金のことなら 別に贅沢しなければ仕事しなくても生活できないわけじゃないでしょう？

家賃収入と保険やら補助もあるし。

心配はよくわかるけど

心配したところで好転するわけじゃないし、

暗いこと考えても体にも良くないから

今は治療に専念してね」

と、いつも話していることを言うシズリーヌ。

「うんそうだよね、わかった」といつもの答えを、こたえるリルちゃん。

うーん、だめだ、

シズリーヌはそれだけじゃ、足りない と思い、

自分の思いの力に任せてみます。

「過去の後悔とか、将来の心配をしても 結局、

今しか生きることはできないんだよ。

将来は今のパワーにかかっているんだから

今の自分のパワーを信じるんだよ！」

と言ってみるがそれも前に何度も話したよな。。。

という気がよぎります。

「うん、そうだよね、 今しかないんだよねぇ・・・」

と実はリルちゃんも初めて聞いた話じゃない

とわかっている風。

「そう、頭を上げて上を見る、自分のパワーを信じてね！

もしそれでも何かあったら、あたしがいるじゃない！

最後はあたしに投げたらいいんだよ！」

なんとかしたくてたまりませんよ。

リルちゃん、少しは元気が出たような感じを受けますが、

どうかな・・・