今日のリルちゃん (入院15日目)
午後7時、シズリーヌ、リルちゃんのスマホに電話をしました。
リルちゃん、すぐに電話に出ました。
「リルちゃんこんばんは~。今日はどう?」
「うん、、、夜眠れない。あと退屈。」とリルちゃん。
声は健常状態の時より少しくぐもった感じだけれど、
入院前みたいに暗くはないように感じます。
「そうか、昼間は少しは寝てる?」
「う・・・ん。ウトウトだけど、少しね」
「まぁ 昼間、動かないしねぇ・・・。
夜9時に消灯だと思うけど、テレビも見れないの?」等と聞いてみました。
本人いわく、テレビは消灯後は見れないらしいです。スマホも見る気になれない様子。
4人部屋で、仕切りはあるとはいえ 灯りが洩れるのかもしれません。
リルちゃん、割と周りの人に気を遣う性質ですからね・・・
小さい読書灯のようなもので本を読んだりできないの?とも聞いたけれど、
そこまでする気はない模様。
私が「漫画や本でも送ろうと思っていたんだけれど
退屈しのぎにいいかもよ?」と聞いてみたけれど、
本はいっぱいあるし
部屋が狭くて置くところがないから 送らないで、だそうです😅
今日の治療はつらかった?と聞いてみると、
「今はそれほど辛くはない、眠れないのが一番つらい」とのこと。
それから話は退院してからのことに移っていき、
「退院してもすぐに仕事をしなくてもいいと思うけど、
ただどんな仕事が向いているのか、
今から何となくチェックしておいた方が、いいんじゃない?」と聞いてみると
「そうなんだよね、3か月後は また仕事しなければならないんだよね。
病院でまわりを見てても、『ああ、こんな仕事もあるんだな』と思うよ」
とリルちゃんがいうので、
(おお、病院の仕事で、やりたい仕事を見つけたか!?)と
ぬか喜ぶ妹を あざ笑うかのごとき、次の一言。
「あんな仕事をしなければならないようになったらと思うと、背筋がぞっとした」
・・・・ヘナヘナヘナ
リルちゃんてば、もう、ストライク!!
はずさないねえ~!
でもここで負けてはならじ、
ぐっと落ち込む気分を持ち上げて、
「も、もっと自分がやりたいことを探してみたら?」
「でもあたしなんか、バカだし、社会性がないし、
この年だしやれることなんてあるかな?」
リルちゃんの口癖。
【自分はバカだ、頭が悪い。人にもそう言われてきた】
しょっちゅう、そう言う。
私はそれを聞くたびに、心にひびが入るような気がします。
そして私はいつも、即座に返答します😅
「そんなことはないよ」
力強く言える時もあるけれど、そうでない時もあります。
ここは自分の経験を話してみた方がいいかと思った私、
「仕事ってさ、ある程度、覚えるのに時間がかかるんだよ。
ある程度、量をこなさないと。
私も今の仕事を始めた時は、
要領悪いし間違いばかりしてて怒られてばかりだったし、
もう自分はダメな人だと思ったけど、
だいぶ慣れてきて今はそれほど間違えなくなったよ。
多少は間違えるけど、はじめの頃に比べたら本当に少なくなったよ。
たぶんリルちゃんも同じだと思う、何度も何度も同じことを繰り返して
考えなくても手が動くくらいな状態になったら、すごく楽だし、
ダメな人なんて思わないし言われないと思うよ」と話しました。
(リルちゃんは、自尊心がすごく少なくなっています。自信がなくなっているんです。
だから自分を責めたり、すごく寂しがりやだったりするんだと思います)
「うん、、そうかな。。。あたしは歌しかやってこなかったものね」とリルちゃん。
「そうだね、、でも今からでもいいから、歌以外にも何かできることを探したら?」
「いまさらできることなんか あるかな?」
「あるよ、きっと」と返事をしたものの、私も声に力がない、とほほ。
電話を切ってから、どよーん となりながらも、少しして
リルちゃんが自信を持てるような、何か小さいな目標がないかな、
「自分は仕事ができるんだ!」という自信につながる仕事がないかな~
と考えていると、
内職。
そういう言葉が頭に浮かんできました。
リルちゃん、体力が落ちているし、対人関係も不安があるし
給料は安くても、まずは少しでも「自分はできる」という
自信につながることに挑戦して欲しい。
また次に電話した時にでも、持ちかけてみようかなと思います。
色々難しいこともありそうな気もしますが、トライあるのみです。
皆様、皆様、何かいいご意見やご要望があればどうぞお知らせください。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
ありがとうございました。